【バックナンバーREVIEW No.0002】『プロ野球、最強の打者は誰か?』【1958年4月23日号】
2021.8.20
2018年に創刊60周年を迎える『週刊ベースボール』。すでに通算3700号を超えており、そのバックナンバーを『週刊ベースボールデジ放題』でデジタルアーカイブ化していく。ここでは、思い出の号を紹介していく。昨日の創刊号に続いては、第2号を。
※週刊ベースボールONLINE 2017年10月29日初出(一部修正)
■古今東西の強打者をさまざまな角度から検証
今回は『1958年4月23日号』。創刊第2号だ。定価は30円でカラーページはない。
表紙には巨人の宮本敏雄、西鉄の豊田泰光が並び、巻頭特集は「プロ野球、最強の打者は誰か?」
大リーガーのベーブ・ルース、タイガースの景浦将ら古今東西の強打者をさまざまな角度から検証し、結論は出してないが、その時点の最強打者は西鉄・中西太という声が多かったようだ。さらに首位打者有力候補として大毎・山内和弘、巨人・与那嶺要のショートインタビューも2ページを上下に分け、掲載。『10分間インタビュー』と題したコーナーだ。
センターのグラビアでは連載「プロ野球現代の顏」第2回で国鉄の金田正一を紹介している。
開幕を控えた時期でもあり、巨人・川上哲治、阪神・白坂長栄、中日・杉下茂、国鉄・飯田徳治、広島・小鶴誠、大洋・青田昇とセ6球団の主力選手を集めた豪華座談会も掲載。いまなら到底実現不可能な企画だが、その中で口うるさいベテランたちの話題となっていたのが巨人の新人・長嶋茂雄だった。
長嶋という1人の若者により、プロ野球は明らかに変わりつつあった。それは選手たちも感じていた……。
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